
(ブルームバーグ): ソニーグループは11日、今期(2026年3月期)の営業利益予想を1兆3300億円から1兆4300億円に上方修正した。ブルームバーグが集計したアナリスト22人の予想平均(1兆4230億円)を上回る。半導体や音楽事業での増益を見込むほか、関税影響試算額が減ったことも寄与する。
音楽事業では、傘下のアニプレックスが関わった「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」の全世界興行収入が10月13日時点で948億円を突破した。ミリアゴンスタジオが企画・プロデュースした映画「国宝」も同月27日時点の国内興行収入が166億円に達したという。
陶琳最高財務責任者(CFO)は11日の説明会で、音楽事業の営業利益の上振れ分250億円のうち、 鬼滅映画と国宝が「半分の貢献をしている」ことを明らかにした。鬼滅映画が、2020年に公開された前作を上回ったのは「海外での配給がうまくいったことが大きい」と述べた。
今期の想定為替レートは、1ドル145円前後(従来143円前後)、1ユーロ164円前後(同157円前後)に見直した。同時に、3500万株(自己株式を除く発行済株式総数の0.59%)、1000億円を上限とした自己株式取得枠の設定も公表した。
エンタメ注力
ソニーGはゲームや音楽などエンターテインメント関連事業に注力しており、今期の営業利益予想の約7割をゲーム、音楽、映画事業で占めるほどだ。金融子会社のソニーフィナンシャルグループが9月末に上場し、ソニーGから経営的に切り離され、ますますエンターテインメント分野の強さが鮮明となっている。
ゲーム事業では、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」が発売から5年を経てもユーザーベースが拡大しており、プラットフォームビジネスで安定した利益成長が見込めるほか、為替もプラスに働いた。陶氏はゲーム機のライフサイクルが長期化しており、「PS5は中盤というより、まだまだ拡大していきたい」と述べた。PS5の後継機については「まだコメントできるようなステージではない」とした。
モーニングスターの伊藤和典ディレクターは、「強い決算結果で素直にポジティブに評価できる」と言及。積極的な買収などを通じてそろえた音楽やアニメなどのコンテンツが、グループ全体を支える柱に成長したとの見方を示した。半導体事業については、iPhone新機種向けイメージセンサーが好調だとみており、「勢いの持続性に注目していく」と述べた。
発表を受けて、ソニーG株は東京市場で一時前日比6.7%高まで急伸。同5.5%高の4520円で取引を終了した。
--取材協力:望月崇.
(c)2025 Bloomberg L.P.
Yuki Furukawa
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